施術の内容を把握してから施術を受けることがポイント

シワ取り治療の注意点

注射器

安全にシワ取りがしたいなら知っておこう

ボトックスは、筋肉を麻痺させる作用を利用してシワなどを改善するアンチエイジング治療です。ボツリヌス菌と呼ばれる菌を改善したい部分に注射する比較的簡単な施術ですが、少ないながらも副作用が見られる可能性もあります。多くは、薬剤の効果が強く出てしまうために起こり、筋肉の動きに影響が出るものです。具体的には、筋肉がリラックスし過ぎてまぶたや眉毛が下がって見えたり、ほうれい線周辺の筋肉が動かしにくくなって上手に笑顔が作れなくなったりする副作用が見られます。しかし、ボトックス治療によって改善された部位は永久に持続するものではありません。このため、ボトックスは再投与を繰り返しながら治療が行われるのです。確かに一度ボトックスを注入して得られた効果が気に入らなくても、すぐに改善したり治したりするのは難しいとされます。しかし、通常であれば長くても半年程度で効果が消えていき、施術前の状態に筋肉が戻るのです。副作用が出てしまったら、施術を行った担当医師の診察を受けながら、1カ月から半年程度をかけて効果が消滅していくのを待ちましょう。また逆に、治療を受ける内に製剤の効果が得られなくなると言う症状が出る人もいます。ボトックスに対する抗体が原因とされていますが、早ければ2回目以降の施術で効果が減少するなどが稀に見られるケースです。

ボツリヌス菌をしわ取りなどの施術に使いたい場合、自分が副作用の起きやすい体質かを把握して行うべきです。まず、治療を受けるには年齢制限があり、未成年と65歳以上の高齢者は治療を受けたくても医療機関から断られると知っておきましょう。神経筋疾患や慢性呼吸器疾患のほか、緑内障などの疾患を持っている人は治療の対象外になります。また、筋弛緩剤や神経筋伝達へ影響がある抗生剤、抗血小板剤や抗凝固剤などの服用がある人も治療を受けられません。持病があり、服用する薬があるなら必ず担当医に伝えるのがトラブルを避ける大切な方法です。特に、妊娠中や授乳を行っている人、ボツリヌス菌に過敏症がある人は、さまざまな合併症も考えられるので注意が必要です。どんな薬剤にも副作用があると言われる中で、ボトックス治療でのみ重篤な症状がないとは言いきれません。しかし、間違った使い方をしない限り、大きな副作用が起きる確率は極めて稀と言われています。本来、国が認証しているボツリヌス製剤を使った施術は、専門の講習を受けた医師が在籍する医療機関でのみ受けられます。副作用を抑制するためには、ボトックス治療やボツリヌス菌に対する高い知識を持つ医師に診察をしてもらうのが大切です。